コラムColumn

2021.04.28

気になることば 第5回《eスポGOMI》

ロゴTシャツの画像
このシリーズでは、私たちルーデンスが最近気になっていることばを取り上げて、 それにまつわるあれこれを、ゆるりと書かせていただきます。
第5回は「eスポGOMI」です。
eスポGOMI ~ゴミもぷよも消していこう!~

先日、「世界初」という取り組みに参加しました。それは「eスポGOMI」です。ご想像の通り、「eスポーツ」と「スポGOMI(スポーツごみ拾い)」が融合した新たな競技です。
この競技会を企画したのは「eスポGOMI開催委員会」。日本スポGOMI連盟、株式会社Life Reversal Gaming.、横濱OneMMの3者で構成されるこの団体は、「eスポGOMI」を通し新しい共鳴や共感を作りだし、持続可能な社会を作るためのきっかけ作りやムーブメントのデザインに取り組むといいます。
「株式会社Life Reversal Gaming.」は、「ゲームが単なる娯楽ではなく、人と人/人と地域とが繋がるコミュニケーションツールにもなるということ」を発信したいと、髙木 伸夫(マリオカート世界大会6回優勝/兄)と髙木 光治(弟)が、昨年11月に立ち上げた新しい会社です。
「スポGOMI」は、「『スポーツの力で社会課題を解決する!』を合言葉に、ごみ拾い活動にスポーツのエッセンスを加え、今までの社会奉仕活動を競技へと変換させた日本発祥の地球に最もやさしいスポーツ」です。そして「横濱OneMM」は、みなとみらいの企業に所属する若者有志の団体。
私たちルーデンスは、昨年秋に開催された「SOCIAL GOOD WEEK」で知り合ったLife Reversal Gaming.や横濱OneMMのメンバーからの相談があり、今回の取り組みを実現するため、会場調整やロゴの作成などで協力させていただきました。さらに弊社社員有志が参加チームとして2チームエントリーさせていただきました。
「ぷよぷよ」をやっている画像


象の鼻テラスがメイン会場。新型コロナ感染症対策をとって、競技は行われました。 3人1チームでのエントリー。各チームには、1本のトングと分別用の袋数枚、3足の軍手が渡されました。開会式のあと、まずは30分間、指定されたエリアにごみ拾いに向かいます。30分経ってメイン会場に戻ってきたら、分別した袋ごとに重さを計り、ポイントとして記録されていきます。種類と重さでポイントが決められているのです。ごみ拾いのルールは、日本スポGOMI連盟のルールが適用されています。
続いてeスポーツ。今回は「ぷよぷよ」で対戦しました。12チーム参加していたので、4チームずつ3ブロックに分けて対戦し、ブロックごとの順位などでポイントが加算されます。
おもしろかったのは、各ブロックの1位には、後半のごみ拾いで有利なボーナスがついたこと。ボーナスとは、「一人に1本ずつトングが支給される」「スポGOMIの代表が助っ人となる」「会場周辺に詳しい人が助っ人となる」の3種類。各ブロック1位のチームがじゃんけんして、順にひとつずつ与えられました。この選択がのちの結果に大きく影響するとは、、。
ゴミ拾いしている画像

そして、再び30分間のごみ拾い。前半同様に、ごみの重さや種類でポイントが加算され、これらのポイントの合計によって順位が決まりました。
エントリーした弊社の2チームは、総合2位と8位。2位には、トング3本が賞品として贈られました。「ぷよぷよ」の成績は良くなかったものの、自販機の裏、植え込みの裏、ごみ箱の裏などを攻めて大漁(?)のごみを拾ったことが高得点につながったようです。 また、「ごみ」の「ご(5)」と「み(3)」を足し算すると「8」ということで8位が特別賞となり、会場となった象の鼻テラスで人気の「ゾウノハナソフトクリーム」のチケットをいただきました。
総合1位は、「ぷよぷよ」でブロック1位となって「スポGOMIの代表が助っ人」をゲットしたチームでした。さすが、スポGOMIの代表。高得点につながるごみの拾い方を伝授したようです。
この日集まったごみは、なんと約23キログラム。参加した子どもたちの中には、最初はごみ拾いなんて「かったるい」といっていた子もいたようですが、まさに「ゲーム感覚」で、ポイントをもっともっと獲得したいからごみ拾いもすごく頑張って、楽しかったとのこと。主催者の狙い通りですね。
ゴミ袋の写真

「スポGOMI」を推進してきた一般社団法人ソーシャルスポーツイニシアチブの代表理事、馬見塚健一(まみづか・けんいち)さんは、「これまでも、スポGOMI×〇〇ということで、いろいろな団体とのコラボをやってきましたが、今回のeスポとのコラボは、かなり相性がいいのではないかと、手ごたえを感じました。こういう競技に参加することが、街や海ごみの問題に気づくきっかけになれば。また、ぜひやりたいと思います」と話してくださいました。今回が第1回。横浜から全国、世界に広がっていけばいいなと思いました。
ちなみに、弊社内に「eスポ部」「すぽGOMI部」が生まれる気配もあるとか。「わくわく どきどき をつくる」を掲げる弊社としても、気づきの多い取り組みでした。
(文:森由香)

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