コラムColumn

2024.08.31

トロントイベントレポート Vol.4・The Ex 編

 
コラム『トロントからの手紙』はカナダ・トロントに滞在中のメンバーによる現地でのイベントレポートを独自の視点でお伝えするコラム記事です。お気軽にお楽しみください。今回はカナダ最大のエキシビション「CNE」、通称 The Exについてのお話です。
カナダの夏休みは7月〜9月頭までと、とっても長い。この記事を書き始めたカナダの休日「Labor Day」(今年は9/2)が夏休みの最終日にあたるようです。

そんな夏休み期間には毎週のようにフェスティバルやイベントが開催されます!私もこちらに来ていくつものイベントに参加しましたが、中でも最大級というか、夏休みの終わりを告げるクライマックスのようなイベントが『Canadian National Exhibition(CNE)』、通称【The Ex】。毎年約160万人以上が訪れる、カナダ最大のエキシビションです。
https://www.theex.com/

Image from https://www.theex.com/

観覧車やジェットコースターのようなアトラクションから、屋台、ライブステージやエアショー、カジノなど、これでもかというほど様々なエンタメが楽しめるThe Ex。このイベントの何がすごいって、テンポラリーであるということ!年に一度、8月中旬からLabor Dayまでの18日間にわたりダウンタウンで開催される期間限定のアミューズメントパークかつエキシビションです。
*2024年は8月16日〜9月2日で開催されました。

そもそも1879年から始まったこのエキシビションは、カナダの農業や技術をプロモーションする目的ではじまったそう。農業関係者や技術者、科学者が自らの研究や発明を発表する場だったCNEは年々進化していき、今の形になったのだとか。もちろん、当初のコンセプトは今もしっかりと残っており、会場には企業による展示ブースや上記にまつわる展示もCNEの会場を大きく占めています。

AppleのMapsより。展示会場やスタジアムがあるこのエリアが会場になります!

道路をホコ天状態にして会場にしているので、信号やストリート名の看板がある不思議な風景が広がります。
会場に入ってすぐに目に入るのがたくさんのCarnival Games(日本でいうゲームの屋台)。1プレイ¢25で気軽に出来るものから$10くらいのものまで!たくさんのぬいぐるみが吊り下げられた屋台に心が躍ります。
アミューズメント系の乗り物は、ジェットコースターやフリーフォールのような有名どころが並びます。これは本気の遊園地!乗り物リストを見るとわかるように、ものすごい数のアトラクションを楽しむことができます。
アトラクション設置の歴史に関する展示もありましたが時代を先取りしたアトラクションを採用していたのだとか!

テンポラリーな絶叫マシンって怖いかも?笑

また、会場にはさまざまなステージがあり、ライブ演奏や様々なパフォーマンスを楽しむことができます。
こちらはプロレス。海外のプロレスを見るのははじめてでしたが、子供たちに非常に人気!入退場のときにハイタッチを求めると非常にフレンドリーに応じてくれます。寸劇チックで痛々しい描写もなく、安心して見ることができます(笑)
こちらはその名も『Holly Hoof』!スーパードッグたちのパフォーマンスを楽しめるショーです。
動物が関わるパフォーマンスはアニマルライツという言葉が頭をよぎりますが、MCによると、トレーナーはワンコたちの実際の飼い主であって、良い関係を築きながらトレーニングを行っているのだとか。近い距離でワンコのハードル走や飼い主との息ピッタリのパフォーマンスを楽しむことができます。ショーの最後にはトレーナーとスーパードッグと直接お話しすることも可能!

既存の施設を使った展示会場ではお花のコンペティションや企業のブース出展や物販が行われています。(こういう場所に来ると血が騒ぐ)

お花のコンペティション

企業ブース

いろんな出展者さんによる物販ブース

バスタブの販売まで!

特に人が押し寄せていたのがガレージセール。格安でさまざまなものが山積みにされ、売られていました。The Ex、なんでもありです。

日が暮れるとさらに多くの人が訪れます。日本でエキシビションと聞くとビジネスライクなものをイメージしますが、一般の人が楽しめる形で展開しているThe Exは非常に刺激的で心から楽しむことができました。
秋はもうすぐそこ!
ーつづくー

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