コラムColumn

2024.08.01

トロントイベントレポート Vol.3・Canada Day編

 
コラム『トロントからの手紙』はカナダ・トロントに滞在中のメンバーによる現地でのイベントレポートを独自の視点でお伝えするコラム記事です。お気軽にお楽しみください。今回は7月1日のカナダの特別な祝日『Canada Day』についてのお話です。
毎年7月1日はカナダの特別な祝日、その名も『Canada Day』! 1867年に当時イギリス領であったカナダが独立して自治国となった日をお祝いする、いわゆるカナダの建国記念日です。今年は157年目のカナダのバースデー。祝日の直前には「Canada Day」のサインや、国旗を掲げているお家をよく目にしました。
「Canada Dayって初めてなのだけど、どんな風に過ごすの?」とカナディアンの友人に聞くと、家族で旅行に行ったり、BBQを楽しんだり、イベントに出かけたりするとのこと。 各地でイベントが開催されたり、美術館では入場料が無料になったりと、Canada Dayは特別な祝日です。Blue Jays(トロントの野球チーム)の試合会場では特別なキャップがGiveawayとして配られていました。 *Blue Jaysの試合に行くと先着でGiveaway(オリジナルグッズ)がもらえる日があります。 Canada Day当日、近所の公園でライブが行われているという情報を聞きその公園に出かけてみました。いつも巨大なステージが組まれて何かしらのイベントが行われていることが多いこの公園ですが、この日は特にすごい人の数! さらに驚いたことに、ほとんどの人が赤い色のTシャツを着ているではありませんか! シャツには、国旗、カナダを象徴するメープルリーフのデザインや「Forever Canada」といった文字が刻まれていました。
私も赤いもの身につけてくるんだった…の図
これはただの装いにあらず… カナディアンが自分の国に誇りを持っていることの表れ! 建国記念日に国旗が書いてあるTシャツなんて着たことないな~、なんて思いながら愛国心の表現の違いを垣間見た気がして興味深い光景でした。 会場をあとにして周辺を散策してみると、いたるところでBBQやピクニックを楽しんでいる方々にも遭遇。ゆっくりとした時間が流れる祝日でした。
緑がいっぱいのトロント
Canada Dayのクライマックスは誰もが楽しみにしている花火! ビーチ(=海にあらず!「オンタリオ湖」のこと)のあたりで花火が上がるのが恒例行事です。 夏のトロントは日が暮れるのが遅く、21時ごろにようやく暗くなります。日本人的感覚だと遅い時間ではありますが22時に花火が上がりました。 しかし、待って見る価値あり!華やかで美しい花火を見ることができました。
Canada Dayで赤いTシャツに身を包む人々や、先日開催されたパリオリンピックを見て思いが増しましたが、自国を誇りに思うことは大事なことだと感じています。海外に身を置くとなおのこと! アイデンティティを大事にしつつ、今いる環境でいろんなことを吸収できるといいなと思う今日この頃です。 ーつづくー

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